黒板の前に立つということ

2016-05-13

一年前の今頃、私は中学校にいました。

英語の教員になることを夢見て、母校の中学校に実習に行っておりました。

今年度は5月30日(月)から始まるところが多いようです。

実習1日目から、実習生同士で「○○先生」と呼び合い、生徒はもちろん、先生方からも「先生」と呼ばれます。

それまでずっと学生気分だった私は、「先生」と呼ばれ、「ああ、今日から私は先生なんだな。」と、背筋がピーンとなったのを覚えています。

 

実習2日目から授業をさせていただいたのですが、早速「先生、つづりが違うよ~。」と一年生に指摘されてしまいました。

私は有難いことに、指導教諭の受け持つクラス数と、授業時間数をまるまる頂いたので、授業をすることに対して緊張しなくなったのですが、授業をこなす毎日で、生徒の名前が全然憶えられませんでした。

教科のことで頭がいっぱい、授業以外で生徒と触れ合いの時間をもてていませんでした。

 

教育実習を経験して、私はこう思います。

専攻する教科の授業を、実習の殆どに充てることは大事だが、クラスルームコントロールのしかたや、生徒指導について、他の先生から見て学んだり、実践したりする時間も教育実習には必要なのではないか?と。

 

今、実際に私は塾生を指導する立場にあります。塾生へかける言葉を思いつきで発することはしません。それは、塾生が自立することを目指しており、本人に考えさせる言葉かけをしなければならないからです。

「よく出来たね。」「頑張ったね。」そう言わないわけではありません。

私達は、「じゃあその後、どうしなければならないのか?」

さらには、「なぜ勉強しなければならないのか?」から考えさせます。そして、本人の出した答えや目標に、一緒に取り組んでいっているのです。

「教え 育てる。それが教育。」と、そんとく塾では常に言っています。

1年前にはできなかった生徒への声掛けも、今では「どの言葉で気づかせるか?」と考えられるようになりました。

 

そんとく塾には経験豊富な教員OBが多数在籍しております。

教育実習の前に、ベテラン先生の講座を受けてみませんか?

「教育実習が不安です!」という自信のない学生さんや

「夏の採用試験を受けるので、コツを教えてほしい!」と先生を目指す、ヤル気のある方を歓迎します。

実は、一番参加していただきたいのは、

「教職課程はとっているけれど、履修し続けるか迷っている。」と悩んでいる学生さんです。(私も3年次にそう思っていたからです。)

 

 

講座名:【教員採用試験対策講座】

日 時:5月20日(金)18:30~

場 所:そんとく塾

連絡先:092-555-8737 まで

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